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電車を新幹線にリニューアルする研修
私たちは「ワンネス経営®とはどんな研修ですか?」という質問に、「電車を新幹線にリニューアルする研修です」と答えることがあります。
ところで、一般的な電車と新幹線の違いは何かご存知ですか?
電車は先頭車両だけが動力を持った動力車で、後続の車両を牽引している一方、新幹線はほとんどの車両が動力車なのです。
つまり、電車は先頭車両の動力に頼って、後続の車両を牽引している状態です。これを会社に置き換えてみましょう。
経営者や一部のリーダーに依存して、彼らが各部署を懸命に引っ張っている状態が思い浮かびませんか?
多くの組織はこうした課題を抱えているのではないでしょうか?
一方、新幹線はほとんどの車両が動力車なので、同じ目的地に向かって各車両が車輪を回します。つまりそれぞれが自走している状態です。
さぁ、これが会社だったらどうなるでしょう?
No.2がチームのリーダーたちを導き、各チームのリーダーがメンバーに影響力を発揮している状態がイメージできませんか?
そして、このような組織であれば、最速で目的地(ビジョン)に到達できると思いませんか?
ワンネス経営®の研修では、働く人ひとりひとりの主体性を高めることで、この「新幹線状態」を創り出すのです。
私が変わるとチームが変わる
会社がどれだけ立派なビジョンを掲げていても、働く人たちが「自分とは関係ない」と思っていたり、表面上は理解しているが行動に結びつかなかったりという組織が多く存在します。実は、「会社と私」が分離してしまっていることが原因の一つなのです。
ワンネス経営®の研修では会社のビジョンと個人の幸せをつなげることを一つの目的としています。そして、研修ではコミュニケーション課題を解決するための共通言語を学びます。
「なぜ繰り返し同じような問題が起きてしまうのか?」についての紐解きであったり、「だからこの問題が起きていたのか!」というモヤモヤしていたことが言語化されたりとたくさんの気づきが得られます。このように目に見えない感情の問題を言語化することで、「そうだったのか!」と自分自身の心の状態を理解することができるようになります。
主体性を持った自走するチームに
共通言語を用いた対話の場を作ることにより、共に働く人たち、例えば同僚や上司、部下との関係性を理解できるようになります。それは私と会社の関係性を理解することにつながります。
自分のためにがんばったことが会社(周りの人)のためになり、会社のためにがんばったことが自分の人生のためになる。こうした気付きが自然と得られます。
この理解が進むことで当事者意識が芽生え、「会社の私」へと変わってきます。そうして、主体性を持ち自走するチームに変化していくのです。
インナーブランディングの強化を通して、業績の向上に貢献
インナーブランディングというと、会社の理念やビジョンを社内に浸透し社員の意識や行動を統一していく。というようなイメージを持たれる方が多いです。そのためインナーブランディング支援を行う多くの企業が「ロゴを新しくする」「部署理念を作る」「社内報を作成する」といったサービスを実施しています。
そして、インナーブランディングにおいて重要な指標が企業エンゲージメントと言われています。最近では社員の企業に対する貢献意欲をスコアとして見える化をするサービスも多く見られるようになりました。
しかし、上記のようなクリエイティブの変更だけで、その企業で働く人たちの意識が本当に変わるのか?見える化した数値は変化するのか?ということに私たちは疑問を持っています。
伝わらない会社の価値観
例えば社名変更やロゴの変更などは、社長のどのような思いが背景にあり、どのぐらい強い覚悟でその決断に至ったのか。このような決定までのストーリーへの共感こそがインナーブランディングの本質であり、働く人たちのモチベーション(内発的動機付け・やる気)に変化をもたらします。
ところが現実は、そのストーリーが働く人たちに届かないのが現状です。
そして、経営者がビジョンを刷新する際にも同じことが起きているのです。
会社と私の分離状態を改善
なぜなら、多くの社員からすると「会社は会社、私は私」であり、社員個人の人生と会社の関連において、深く考える機会もなければ、ポジティブな印象をもてていないことがほとんどだからです。
そうなってしまう理由の一つに、これまで、会社と私との間で構築してきた関係性があります。この場合の会社とはその人の直接の上司と言っても差し支えありません。管理職、リーダー職に当たる人との関係性そのものが私の仕事への取り組み方となります。例えば、ある部署の上司が「仕事は生活のためにお金を稼ぐ時間」という価値観であれば、その部下のマインドも「仕事だけしていればよい」となっていきます。一方上司が「仕事には人間性を成長させる役割もある」と思っていれば、互いに協力し成長を促すチームになっていきます。
どちらがいい悪いというわけではなく、会社が理想とする方向を向いて進めているか?ということが重要なのです。
この状態を改善するためには、自社内の教育よりも第三者が介入することが効果的であると考えています。御社は全社員が同じ方向を向いて進めていますか?
脳科学、心理学、行動心理学に基づき、人間の本質にアプローチするプログラム構成だから効果が出る
研修でテンションが上がっても2週間後には元に戻ってしまう
これは研修あるあるですが、実は当たり前なんです。
『ロッキー』を見た後、強くなった気分になるのと一緒です。『アウトレイジ』を見た後、強気になってしまうのと一緒です。確かに気分の高揚は行動を変えます。
しかし、人間には「ホメオスタシス(恒常性)」といって変化を嫌う原則があり、すぐに元に戻ろうとします。性善説や性悪説の前に性弱説のようなものがあると考えてください。とにかく人間は弱い生き物なので決意を新たにしたところで何も変わらないのです。
だからこそ、ワンネス経営®では脳科学、心理学、行動心理学に基づいて、人間の本質的な仕組みに対して目的思考でアプローチをしていきます。例えば、私たちには「頭ではわかるけどなんか嫌だ…」ということがよくあります。「腹に落ちない」という状態です。これは脳はより深部の命令に逆らえないという原則があるからです。(表層)大脳新皮質<辺縁系<脳幹(深部)大脳新皮質で理論的に考えても、辺縁系の感情には逆らえないし、さらに脳幹の生命維持の機能にはもっと逆らえないということです。その結果、私たちは正論よりも感情が勝ってしまうのです。
ちゃんと日常業務の中に生かす
私たちが「算数の九九って便利」と感じられるのは、記憶していて普段の生活で使うからです。記憶できなかったり、たまにしか使わなかったらなんの意味もありません。だからこそ、ワンネス経営®では日常で使うための工夫を徹底的に行います。
その一つが「チームみんなで学ぶことによって共通認識と共通言語にする」ということです。
心理的安全性が保たれた状態で、互いに成長するための指摘をし合える。このように日常で使う環境を創ることで、意識して使っていた表現が無意識でできるようになっていきます。
大声を出さなくたって人間は成長できる
いわゆる自己啓発という類の研修では様々な疑似体験を研修ルームで行い、「日常生活に生かしましょう!」と学びます。その中には日常ではあり得ない負荷をかけることで、自分の殻を破るといったことが行われます。例えば大声で成功法則を読み上げると言ったことです。普段しない行動をして、殻を破るという面においては確かに効果があると言えます。
しかし、これこそがテンションを一時的に上げる行為であり、居酒屋さんなどで毎日行うのであればとても効果的ですが、一般企業では非現実的です。また、前述の通り人間は変化を嫌う生き物ですから、多くの場合、覚醒系の研修は社内からアレルギー反応が出てしまいます。
一方、ワンネス経営®は、人間の本質部分にフォーカスを当てて設計していますので、楽しく学んでいるうちに「私は変わらなければならない」ではなく、「私は変わりたい」を作っていくプログラムとなっています。
マネージャーが変わると組織が変わる
ワンネス経営®はリーダー及びリーダー候補におすすめ
最も大きな理由は、チームを率いるリーダーの覚醒は、そのままチームのパフォーマンスに関わってくるからです。ワンネス経営®の研修を修了したリーダーは、部下を受動的な状態から能動的な状態へと導けるようになります。
ところが、ほとんどの場合、リーダーはチームマネジメントについての教育を受けたこともなく、自分のやり方で試行錯誤しているのが現実なのです。実際、御社のリーダーの中には「創業から居たから」「長く勤めているから」「個人として成果を出しているから」という理由で選出された方は少なくないはずです。
つまり、こうした成長の余地が大いにあるリーダーへの教育は、そのまま会社の成長につながる可能性が高いと言えるのです。
上司によって創られる会社の印象
「社員が抱く会社の印象は直属の上司の印象によって創られる」と言われています。つまり部下にとってのリーダーはそのまま会社の印象を創っているわけです。
そして、当の社員は「上司が私の人生を応援してくれている存在かどうか?」で判断しています。
仮にリーダーが「会社」と「私」の関係性について理解していたとしたらどうでしょう?そうしたリーダーは、部下と視座を共有し、彼らを当事者意識を持った、能望的な状態へと導く手助けができるでしょう。
マネジメントを知らないリーダーが起こす不幸
特別な教育を受けていないリーダーたちは、文字通り孤軍奮闘、試行錯誤努力することになります。そして、各自が独学で学んだ方法で部下をマネジメントし、チームを率いることになります。その結果、経営陣やリーダー間の共通言語を持たず、自分のやり方に固執することも少なくありません。そうなると自身の正しさの証明に躍起になったり、他者と対立構造になりやすいのです。
そうしたリーダーのマネジメントは、会社のビジョンではなく、保身的な思考に基づいた「人間関係の維持」と「自らのいい気分」を重視した「マネジメントもどき(ニセジメント)」になり、ほぼ形だけのチームが乱立、組織は機能不全を起こすのです。
ワンネス経営®の研修は、「会社と私」の関係性について新しい視点を与え、部下とのコミュニケーションに大きなヒントを与えることになります。さらに、他リーダーと共通の学びを経験することで、リーダー間の共通言語が生まれ、そこにもコミュニケーションが生まれます。
チーム間をまたいでリーダー同士のやり取りが始まる未来を想像してみてください。会社にとって、これほど大きな変革はありません。
様々な課題を抱えた企業に、ワンネス経営®がどのようなアプローチを試み、改善し、無数にある研修の中で支持されるに至ったのか?ワンネス経営®が選ばれる理由でご説明いたします。